伝わるプレゼンの極意1~ストーリー構成~

どうも、マサ先生です!

今回は、プレゼン方法について、紹介していきます!

私は、大学のころから、スライド作りが大好きで、プレゼンの方法についてもいろいろと研究してきました。

学んだプレゼン技術を生かして、学会で優秀賞を受賞したこともあります。

第一回目の今回は、

ストーリー構成

について、紹介していきます。

プレゼンのストーリー構成を学ぶことで、

・主張の筋が通り、プレゼンが伝わりやすくなる
・聞き手の期待に沿ったプレゼンが出来る
・無駄なスライドを作らなくて済む=時間短縮が出来る

といった効果が期待できます!

それでは、一緒に勉強していきましょう!

Let’s Study !!

プレゼンで準備していくこと

いざ、プレゼンをしなければいけなくなった時、プレゼンを行うまでに準備しなければいけないことをまとめました。

1. プレゼンの目的と聞き手を明確化する
2. プレゼンの構成を考える
3. 各スライドをアバウトに作る
4. 試しにしゃべってみる
5. 話しやすいようにスライドを調整する(4→5を繰り返す)
6. スライドを見なくても話せるようになるまで習練する
 
マサ先生
この記事では、
1. プレゼンの目的と聞き手を明確化する
2. プレゼンの構成を考える
を紹介します!
3. 以降のステップは別記事で紹介いたします。
 

私はプレゼンの準備をする際に、

準備時間 > 発表時間×聞き手の数(聞き手の総コスト)

になるように、意識しています。

例えば、20分の発表で50人が聞いてくれるような場合には、

・20分×50人=1000分

以上は、準備に時間をかけるようにしています。

※重要なプレゼン(卒論発表や昇格試験)では、その何倍も時間をかけます。

聞き手に対するリスペクトとして、それだけ準備に時間をかけるようにしています。

 
マサ先生
プレゼンは聞き手のためのものという意識が大切!

それでは、それぞれの準備の仕方について、紹介していきます!

1. プレゼンの目的と聞き手を明確化する

プレゼンの準備でまずすべきことは、

・何のためにプレゼンをするのか

・誰にプレゼンをするのか

です。

プレゼンの目的を明確化する

プレゼンの目的は様々で、

・研究データを説明するプレゼン
・商品紹介をするプレゼン
・仲間を募るためのプレゼン

など、いろいろなケースがあると思います。

 
マサ先生
自分がなぜプレゼンをするのか!
その目的を明確化しましょう!

例えば、卒論であれば、

・目的①卒業するため

という人もいれば(多くの人はこちらかなと思います)、

・目的②自分の実力を認めてもらって、今後の研究生活をハッピーにするため

という人もいると思います(とても素敵です)。

目的によって、プレゼンのクオリティーや費やすべきコストが変わってきます。

目的が、①卒業するため であれば、

・スライド上にあえて説明不足の部分を残して、
・聞き手にその部分を質問させるよう誘導し、
・事前に用意していた回答で質疑応答を乗り切る

といった作り方もアリかもしれません。

一方、目的が、②自分の実力を認めてもらって、今後の研究生活をハッピーにするため であれば、①のような作り方はNGでしょう。

①が悪くて、②が良いということではなく、自分がプレゼンで達成したいことをきちんと達成できるかどうかが重要と思います。

プレゼンの目的を考える際、

受動的なプレゼンであれば、そのプレゼンを頼んできた人・組織・団体・学会のことを考え、相手が何をすれば喜ぶか を考えると良いでしょう。

逆に、自発的なプレゼンであれば、目的ありきだと思いますので、目的の設定には悩みにくいかなと思います。

ただ、それでも一度、目的を明文化しておくと、構成がブレにくくなるので、文章で書き下すことをオススメします。

プレゼンの聞き手を明確化する

プレゼンの目的設定と同時に明確化しておきたいのが、

・どんな人が聞くプレゼンなのか

です。

どんな人が聞くプレゼンなのかを考える切り口として、以下のような属性を考えると良いでしょう。

・年齢層
・性別
・人数
・会場の広さ
・知識レベル
・興味、期待

上記はマーケティングをする際、ターゲットを絞り込む上での属性分けですが、プレゼンの聞き手の明確化にも有用です。

上記属性によって、

  • 専門用語を使うべきか
  • どの話を長く話すべきか
  • 前置きをどの程度話すすべきか
  • フォントの大きさをどうすべきか

といったプレゼンのスタイルが決まります。

 
マサ先生
誰に話すかによって、話す内容が決まる!
(自分がどのように話したいかは後回し)

私が、「この人のプレゼンはすごい」と尊敬している方が実践されていたことなのですが、

  • 自分の発表までに、どんな質問をされているかを分析して、
  • 瞬時に、聞き手の興味を推測し、
  • 自分のスライドを聞き手の興味に合うように作り変える

これが究極的な聞き手をふまえたスライド準備だと思います。

これは相当上級者でないと難しいと思いますが、プレゼンの名人は、聞き手に対してここまで配慮するんだということを感じていただければ幸いです。

2. プレゼンの構成を考える

目的と聞き手が決まったら、いきなりスライドを書き始めるのではなく、まずはプレゼンの構成を考えます。

私はいつも、

ロジック全体像+絵コンテ

を作っています。

ロジック全体像の作り方

ロジック全体像とは次のようなものです(例:管理職昇格試験のプレゼン)。

このような全体像を描くことで、

  • 目的と結論がねじれない
  • 全て目的につながる主張になる
  • 話の強弱をつけやすい

といったメリットがあります。

研究発表系であれば、

・世の中の課題

・課題を解決するための先行研究

・先行研究で解決できていない内容

・自分の研究によるオリジナルな解決策

・具体的な解決のための研究方法と結果

・研究結果が世の中の課題に及ぼす影響

・依然として残っている課題とその解決案の展望
といった全体像を描くことが一般的かと思います。
 
マサ先生
自分の主張のロジックを図示しておくと、
質疑応答でも矛盾した回答をしなくなる!

絵コンテの作り方

絵コンテとは次のようなものです(例:管理職昇格試験のプレゼン:10分)。

あえて、手書きでラフに書いていますが、こんな感じで全然構わないと思います。

この絵コンテを作るメリットは、

・全体の話の流れを俯瞰すること
・各スライドで言いたいことを端的に示すこと
・必要なスライドを整理し、無駄なスライドを作らないようにすること
 

です。

各スライドの作成方法でも紹介しますが、1つのスライドで言いたいことは1つにすべきですので、この時点で各スライドで言いたいことを明確化しておきます。

なお、絵コンテの数は、発表時間で決まります。

絵コンテ数(スライド枚数)×(45秒~1 分)≒発表時間

例えば、20分の発表であれば、スライド数は20~25枚程度が妥当かと思います。

※表紙+目次+まとめの3枚を除く

まとめ

今回は、プレゼン方法の第一回ということで、

1. プレゼンの目的と聞き手を明確化する
2. プレゼンの構成を考える
について、紹介いたしました。
プレゼンの準備について、参考となる本をご紹介いたします。

卒論・修論発表会を乗り切るための理系プレゼンの五輪書 [ 斎藤恭一 ]

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次回は、各スライドの作り方について、具体例を交えながら、紹介していく予定です。

それでは、See you again !!

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