どうも、マサ先生です!
今回は、進学校の先生がよく言う
教科書の知識だけで京大に受かる
という説に対して、回答いたします!
結論から言うと、
× 教科書だけ勉強していれば京大に受かるのは困難(ほぼ無理)
→教科書の知識を発揮するための練習・補強が必要
今回の記事で伝えたいことは、
教科書の勉強はおろそかにしない!
なお、この記事は、以下のような方を対象にしております。
・京大を目指している受験生の保護者の皆様
・京大を目指している受験生を持つ家庭教師や塾講師の皆様
さて、それでは、一緒に勉強していきましょう!
Let’s Study !!
教科書の知識だけで京大は受かるのか?
進学校で授業を受けた経験のある方は、よく先生がこう言っているのを聞いたことがあるのではと思います。
私も、高校時代、よくこの言葉を聞かされていましたが、
授業聞いてほしいから言ってるだけでしょ!
と思っていました(先生、ゴメンナサイ)。
ただ、実際に受験勉強をして京大に合格した経験から言うと、教科書の知識だけで京大に受かることは可能です!
むしろ、教科書の知識を完全に自分の言葉で説明できるレベルに達することが京大合格の近道です。
ただし、そのためには、教科書外の演習・補強はほぼ必須だと思います。
今回は、
・京大は受験生に何を期待しているのか
・教科書の知識を自分のものにするとは?
・なぜ、参考書や問題集を使うのか
について、1つずつ紹介していきます!
なぜ、教科書の知識が重要なのか
さて、教科書の知識だけで受かると言いましたが、なぜそのように思うのか、説明いたします。
京大は受験生に何を期待しているのか
京大には、
・京大は、既存の知識から新しい理論を産み出すことが出来る人を評価する
・京大は、常識の枠に囚われない人を評価する
という風潮が強くあります。
京大は研究者育成機関という色合いが強いこともあって、要領よく効率的に物事をこなす力よりも、今までにないものを自分の力で生み出す力を評価する傾向が強いです。
また、常識の枠に囚われない、いわゆるちょっと「変人」が多いのも京大の特徴です。
これは、単に常識を知らないということではなく、常識とされている内容を自分なりに理解したうえで、守る価値のあるものと守る価値のないものを自分なりの価値観として強く持っている人が多いからなのかなと推測しています。
個人的には、
でも、面白い!
ので、社会人になってからも、大学時代の友人とはよく遊んでいます。
少し話が逸れてしまいましたが、
京大は自分の頭で考えられる人を求めている
ことは間違いありません。
従って、受験生にも同じことを期待しています。
入試問題を紐解くと、
あなたは学校で習う基本的なことについて、その原理や成り立ちまで、自分の言葉で説明ができ、与えられた課題に対してその知識を上手く活用する力がありますか?
という大学側のメッセージを感じます。
受験生がこのような大学側の意図に応えるために必要なことが、
教科書の知識を自分のものしているかどうか
です。
教科書の知識を自分のものにするとは?
それでは、京大側が期待している習熟度とはどれぐらいなのかというと、
教科書の内容を他人に説明ができ、色んな質問に答えられる状態
だと考えています。
これは、ロザンの宇治原さんも「エアー授業」という勉強法の1つとして、ご紹介されています。
人に物事を教えるためには、教える内容の本質まで理解する必要があります。
逆に言うと、教えてみて、上手く教えられなかったり、質問に答えられなかったりする内容があれば、それは自分のものに出来ていないと言うことです。
私は、家庭教師をしている時、
と、生徒によく要求していました。
そうすると、その生徒の理解度がよく分かるからです。
教科書の内容について他人に教えられるように勉強すること
これが京大合格の近道です。
※進学校の受験実績が良い理由の1つは、こういった他人に教える文化・風土が染みついていることも大きいと思います。日常的に、生徒たち同士で分からない問題を教えあったりしています。こういう風土ですと、勝手に成績は伸びていきます。
なぜ、参考書や問題集を使うのか
教科書の知識がとても重要だということはご理解いただけたかと思いますが、
・じゃあ、教科書だけ勉強すれば京大に合格できるのね!楽勝!
かというと、それは驚異的にセンスが良くない限り、難しいと思います。
理由は簡単で、
- 教科書の知識を理解するためのコツが足りない
- 教科書の知識を発揮する演習が足りない
からです。
教科書の知識を理解するためのコツが足りない
教科書の内容=基本=簡単 かと言うと、そうでもありません。
これまでに学んできた定義や知識を上手く使わないと、書いてある内容を理解することが難しい場合も多々あります。
教科書では、そういった時に理解を助ける補助的な内容が不足しているので、手詰まりになってしまいやすく、
となってしまいがちです。
このような事態を避けるためのツールが、参考書です。
参考書=理解を助ける補助(コツを教えるもの)
参考書ですと、公式の導出などについて、教科書よりも詳しく説明してくれているので、教科書だけでは理解の難しかった内容についての理解を助けてくれます。
参考書で勉強した後は、もう一度教科書に戻って、学習内容を自分の言葉で説明できるのかを確認しておくと良いでしょう!
教科書の知識を発揮する演習が足りない
教科書だけの勉強で合格が難しいもう1つの理由は、
アウトプットの訓練が足りない
ことです。
いくら教科書の知識が完璧でも、ある程度、アウトプットの訓練を積んでおかないと、なかなか合格できる答案の作成は難しいです。
また、アウトプットの練習はインプットの向上にも大きくつながるため、そういった意味でも、問題集での演習はほぼ必須です(特に理系科目)
重要なこととして、問題集に取り組む時も、他の人に問題の解き方を教えられるのかという観点で、勉強することが大事です。
よくがむしゃらに問題を解いている受験生をみかけますが、
そして、質の高い勉強を繰り返すこと!
京大合格のためには、質も量も必要です。
一問一問、自分の言葉で説明できるまで、復習を繰り返しましょう!
まとめ
今回は、教科書の知識だけで京大に受かるという説に対して、その是非と意図を紹介いたしました!
・京大は教科書の知識を自分のものにして活用できる人を求めている!
・他人に説明できるかどうかで習熟度を判断しよう!
・参考書や問題集も不要ではないので、上手に活用しよう!
いつもお勧め書籍を紹介していますが、今回は、少し毛色を変えて、大学受験の心構えが学べる有名なマンガを紹介しておきます!
ドラゴン桜(1) (モーニング KC) [ 三田 紀房 ] 価格:671円 |
ドラゴン桜2(1) (モーニング KC) [ 三田 紀房 ] 価格:704円 |
超有名なので、解説不要かと思いますが、非常に合理的な勉強法・受験生活の気構えが描かれており、ぜひ一読されることをお勧めします(特に教える立場の方や保護者の方)。
この本の題材は東大ですが、多くのことは、京大受験にもあてはまります。
それでは、またお会いしましょう!
See you again !!